月別アーカイブ: 2016年4月

市販薬(OTC)を上手に使おうーその2

チカタ薬局 市販薬を上手に使おう

前回に続き、クラスAネットワークの健康情報紙「Life」から二つのテーマでお届けします。

薬を選んだら、服薬の注意点などを確認しましょう

昨年、かぜをひいたときに〇〇が効いたから、今回も同じものを購入しようと思われるかもしれませんが、しかし、かぜ薬でも、解熱や鎮痛に効く成分を主としたもの、鎮咳・去痰に効く成分を主としたものなどさまざまです。その時の症状に合ったものを選ぶことが大切です。

 薬を選んだら、「何日服用するか」「服用のタイミングや量」「考えられる副作用」「生活上の注意」など薬剤師に確認しましょう。

 服用前には必ず説明書(添付文書)をよく読み、指示通りに使うことが大切です。症状が改善されない場合は、その薬が適していないと考えられますので、服用をやめて、医師または薬剤師に相談しましょう。

「かかりつけ薬局」と「お薬手帳」を利用してよりり安全に

 市販薬をより安全に使うために、気軽に相談できる「かかりつけ薬局」をもつことをお勧めします。処方箋調剤を受けるときも、市販薬を購入する時も、同じ薬局を利用すれば、薬の飲み合わせや重複をチェックしてもらえて安心です。

 また、処方薬同様、市販薬についても、銘柄や副作用の経験などを「おくすり手帳」に記入しておくと、医療機関や薬局で医師や薬剤師にきちんと伝えることができ、安全性が高まります。

市販薬の飲み方などわからないことがあるときは、薬剤師にお気軽にお尋ね下さい。

以上で「市販薬を上手に使うために」は終了します。

クラスAネットワークは、全国の調剤薬局5300店舗から構成されるグループで、チカタ薬局も加盟しています。

市販薬(OTC医薬品)を上手に使おう その1

チカタ薬局 市販薬を上手に使おう

 市販薬(OTC医薬品)の上手な使い方について、チカタ薬局も加盟するクラスAネットワークの健康情報紙「Life」が分かりやすくまとめて掲載しています。その内容からご紹介します。

お医者さんにかかるほどでない軽い症状のときなど、市販薬の中から自分に合ったお薬を買う時のポイントは・・・・

1.購入時に、できるだけ多くの情報を薬剤師に伝えよう

 市販薬は一般に、処方せん薬に比べて効果が弱いものが多いとされていますが、副作用と無縁というわけではありません。消費者庁によりますと、この5年間(平成21年度~25年度)で1225例の重い副作用が報告されていて、市販薬と言えども油断はできません。

 副作用を起こさないようにするには、購入する際に使用する人の情報をできるだけ詳しく薬剤師さんに伝えることが大切。それによって薬剤師さんは多くの市販薬の中からその人の症状に合った、かつ安全な薬を提案してもらえます。

  (1)薬を使う人の年齢
  (2)いつ頃からどのような症状が現れてきたか
  (3)医療機関で治療を受けている場合はその内容と服薬中の薬の名前を
  (4)同じような症状の経験があったか、あった時の薬の銘柄は
  (5)その薬によるアレルギーや副作用の経験はあるか
  (6)妊娠あるいはその可能性があるか、授乳中か
  (7)車の運転をするか

これらのことを薬剤師さんに伝えましょう。今回第1回目は以上です。

このあとのテーマ、

2.薬を選んだら、服用の注意点などを確認しましょう。
3.かかりつけ薬局とお薬手帳を利用してより安全に

は、後日改めてご紹介いたします。

クラスAネットワークは、全国の調剤薬局5300店舗から構成されるグループで、チカタ薬局も加盟しています。

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