調剤を受ける薬局は、患者さんが自由に選べます
自宅の近くや、行きつけの商店街の薬局など、あなたが一番気軽に相談できて、信頼できる薬局を「かかりつけ薬局」に決めましょう。
どの医療機関で診察を受けても、薬局(かかりつけ薬局)は一か所に決めて調剤を受けることが大切です。
「かかりつけ薬局」では、あなたの体質、薬によるアレルギー、現在服用中の薬などを尋ね、処方された薬とともに「薬歴」に記録して、薬の処方や相談、説明に役立てています。
●「かかりつけ薬局」ではこんなことをしています。
1 薬歴(薬の服用記録)を作成します。
2 薬の飲み合わせ(相互作用)をチェックして、危険がないか確認します。
3 市販薬や健康食品等との飲み合わせも確認します。
4 服用についての注意点を説明し、必要に応じて文書をお渡しします。
5 おくすり手帳を発行しています。
かかりつけ薬局に処方せんを持って行くと、何をしてくれるの?
あなたの薬歴などを基に、必要な質問をさせていただきます。
◎薬はきちんと飲んでいますか?
◎この薬を飲み始めてから、体調に何か変化はありませんか?
◎他の薬は飲んでいませんか?
◎妊娠・授乳中ではありませんか?
薬歴を基にした安全性の確認
薬局では、これまで使用した薬や副作用歴などを記録した「薬歴」を一人ひとりに作成しています。
この薬歴により、医療機関の処方薬や市販薬との薬の重複、飲み合わせ(相互作用)、副作用の可能性などを確認します。
薬剤師が薬歴を基に確認します
● 副作用はないか?
● 他の薬との飲み合わせは?
● もっと飲みやすい剤形はないか?
● 授乳中でも大丈夫?
「基準薬局」は、薬剤師会が作った制度です
最近、薬局でこんな看板を見たことありませんか?
「基準薬局」は、薬剤師会がつくった制度です。基準薬局の看板(ステッカー)を目印に、「かかりつけ薬局」としてご利用ください。
Q:「基準薬局」とはどのような薬局ですか?
A:地域の皆さんに信頼していただける薬局を日本中に広げて整備していくため、日本薬剤師会では「基準薬局」という制度をつくっています。この制度は、どの医療機関の処方せんでも、薬剤師が責任をもって調剤することや、処方の中身や説明した内容を記録する、患者さんごとの薬歴(薬の服薬記録)を作成する等、皆様に役立つ業務を積極的に行っている薬局を「基準薬局」として認定するものです。
責任を持って、処方せんから薬を調剤いたします。 | 薬について、何でも説明・相談に応じます。 |
あなたの薬歴(薬の使用記録等)を作り、 薬の重複や飲み合わせなどを確認します。 | 寝たきりの患者さんなどには、ご自宅まで薬をお届けし、説明・相談に応じます。 |
(参照:京都府薬剤師会ホームページ)