前回に続き、クラスAネットワークの健康情報紙「Life」から二つのテーマでお届けします。
薬を選んだら、服薬の注意点などを確認しましょう
昨年、かぜをひいたときに〇〇が効いたから、今回も同じものを購入しようと思われるかもしれませんが、しかし、かぜ薬でも、解熱や鎮痛に効く成分を主としたもの、鎮咳・去痰に効く成分を主としたものなどさまざまです。その時の症状に合ったものを選ぶことが大切です。
薬を選んだら、「何日服用するか」「服用のタイミングや量」「考えられる副作用」「生活上の注意」など薬剤師に確認しましょう。
服用前には必ず説明書(添付文書)をよく読み、指示通りに使うことが大切です。症状が改善されない場合は、その薬が適していないと考えられますので、服用をやめて、医師または薬剤師に相談しましょう。
「かかりつけ薬局」と「お薬手帳」を利用してよりり安全に
市販薬をより安全に使うために、気軽に相談できる「かかりつけ薬局」をもつことをお勧めします。処方箋調剤を受けるときも、市販薬を購入する時も、同じ薬局を利用すれば、薬の飲み合わせや重複をチェックしてもらえて安心です。
また、処方薬同様、市販薬についても、銘柄や副作用の経験などを「おくすり手帳」に記入しておくと、医療機関や薬局で医師や薬剤師にきちんと伝えることができ、安全性が高まります。
市販薬の飲み方などわからないことがあるときは、薬剤師にお気軽にお尋ね下さい。
以上で「市販薬を上手に使うために」は終了します。
クラスAネットワークは、全国の調剤薬局5300店舗から構成されるグループで、チカタ薬局も加盟しています。