今年の5月連休明けから11週間、薬学部の学生さんが当薬局で実務実習を行いました。初夏から梅雨明けまで、休むことなく熱心に通って来られました。
実習が終わる前に、期間中の印象、感想などを聞きました。(文責:当薬局〉
- 1.実習の11週間について、初めは長く感じたけれど終了する今の時点は短く感じます。
- 2.病院での実務実習を終えてから薬局の実務実習に入り、今では、病院、薬局双方の薬剤師の仕事の概要が分かってきました。
- 3.薬局での実務実習で印象深いことを挙げてもらったところ、学校薬剤師の活動と在宅患者さんへの訪問でした。学校薬剤師に同行し、地元の小学校でプールの水質検査など実際の仕事の内容を見ることが出来たこと、また在宅患者さんの自宅を訪問し、先輩の担当薬剤師が実際にどのような薬剤管理指導をしているかを見ることが出来た。いずれも事前の準備から終了後の記録、報告等も見ることが出来ました。
- 4.楽しかったことを挙げてもらいましたところ、毎月1回行う薬局内のスタッフ全員が集まる1時間ほどの定例ミーティングは、聞いていて、皆さんの意見が飛び交い楽しかったそうです。
- 5.漢方については今後もより一層力を入れ、深く勉強したい。
- 6.三条会商店街の印象を聞きました。活気のある、面白い、好きな商店街です、と。
- 7.患者さん、お客さんと話するとき、「難しい薬のことを話さなきゃ」と思ったそうです。
- 8.小児の患者さんが少なかったので、その点は残念に思う。
- 9.「処方箋の奥に患者さんを見られるよう」になった。その点では、特別養護老人ホームの見学は大変有意義だった。
実習期間中、休むことなく、きっちり、誠実に実習をこなした一方で、将来にたいへん大きく明確な目標を持っている実習生さんでした。
その後、ほどなくして、本人から御礼状が届きました。実習中に指導を受けた当店薬剤師の一人一人に短冊状の一葉に、印象に残った言葉や考え方などを書いてお礼の心を伝えていました。