チカタ薬局昔の思い出」カテゴリーアーカイブ

思い出の三条会商店街 人だかりと人通り

三条会商店街の人だかり

今ではすっかり見られなくなってしまったお店の前の人だかり。この写真は昭和40年代後半頃の三条会商店街の様子です。

この日は特に「タイムサービス」と銘打って金曜日の午後3時から4時まで各商店が売り出しをしていました。祇園祭も近い7月のある金曜日だったようです。

昔の三条会商店街

何か目玉商品を扱い、いつもよりは価格も安い目に設定。そこにお客さんが集まり、自然に「人だかり」ができる。賑わい、活気が伝わってきます。

賑わいの絶えない三条会商店街を目指して

今では普段の人だかりはなくなりましたが、七夕夜市や地ビール祭のようなイベント開催時はたくさんの人が三条会商店街に集まり、昔の賑わいを思い出させてくれます。

三条会商店街地ビール祭り

客数の減少に悩む商店街が多い中で、イベント開催時とはいえ今でもこれだけの賑わいを見せる商店街は、京都市内では三条会商店街を含めて数えるほどしかありません。

三条会商店街は、これからも「人だかり」と「人通り」が絶えない商店街を目指して努力していきます。

チカタ薬局 昔の思い出(1) アーケードがなかった頃の三条会商店街と台風

チカタ薬局1959
この写真は昭和33年か34年頃にチカタ薬局の前で撮影したものです。
当時の三条会商店街にはアーケードはまだなく、青天井でした。
トタンやどこかの板の切れ端をつぎはぎで張り巡らしているのは、大型台風が接近しているとのラジオの情報をもとに自衛の対策として応急に施したものです。
私は小学校3年生か4年生で、前にいるガキどもの中で比較的上品な、向かって右から二人目の少年です。
なぜか私はこの写真を撮ってもらった場面をよく憶えています。
夕方の4時くらいで、早々と当店は台風対策を完了させましたが、お隣の八百屋さん(今はダイシン食料品店さん)はまだ悠々と店を開き商売をされています。

尚この夜から翌朝にかけ台風はやって来ましたが、被害は最小限で収まりました。
まだどの店にもシャッター設備がなかったこの頃は、当店もガラスの引き戸だけでしたので、強風・豪雨などをまともに受けてしまいます。
その防衛対策は、やはり板の張り付けで、台風が過ぎ去った後も取り外せば元に戻せるので、これがベストの方法でした。